「エアコンが効かない」「異音がする」「水漏れがある…」そんなときは、いきなり修理業者に連絡する前に、自宅でできる簡単なチェックから始めましょう。

自分で確認できるポイントを知っておけば、突然の修理費を防ぎ、応急対応にも役立ちます。

エアコンが効かない原因とチェックポイント

冷暖房の効きが悪いと感じたら、まずは自分で簡単にチェックしてみましょう。

フィルターの詰まり

最も多い原因はフィルターの汚れです。ホコリや花粉などが溜まると風量が下がり、室温が思うように上がりません。

チェック方法: フィルターを取り外し、汚れが目立つ場合は掃除機で吸い取るか、水洗いし乾かして戻します。

冷媒ガスの不足

冷媒ガス(フロンガス)が不足すると、風は出ても冷暖房が効きにくくなります。経年劣化や配管の微細な漏れが原因です。

チェック方法: 風は出ているのに温度が変わらず、室外機や配管に霜や氷が付いたり、「シュー」という音が聞こえる場合は冷媒不足の可能性があります。

室外機の障害

室外機が正しく動作しないと熱交換がうまくいかず、効率が下がります。周囲の障害物やファンの回転、風の出方を確認し、異音や焦げ臭いがあれば故障の可能性があります。

エアコンの効きが悪いと感じたら、まずはフィルター掃除から始めましょう。これだけで性能が回復する場合があるので1度確認してみることをおすすめします。

異音・振動の原因とチェックポイント

運転中に異音や振動を感じたら、まずは身近な部分を確認してみましょう。

ファンやモーターの劣化

運転中にガラガラ、キーンといった異音がする場合は、ファンやモーターの劣化が考えられます。異音がひどければ早めに修理を依頼しましょう。

配管や取り付けの緩み

室内機や室外機の取り付けが緩むと振動や異音の原因になります。ネジやパネルの緩みを確認し、軽く締め直せる部分は調整してください。

「音は気になるけど、水も漏れていないかな…?」と気になったときは、異音のチェックの次に、水漏れの原因も確認してみましょう。

水漏れの原因とチェックポイント

ここでは、自宅で簡単に確認できるチェックポイントを紹介します。ドレンホースやドレンパンなど、主な原因と確認方法を押さえておきましょう。

ドレンホースの詰まり

エアコン内部の結露水はドレンホースを通って排水されます。ホコリやカビで詰まると水漏れの原因になるので、定期的にチェックしましょう。

ドレンパンの破損や傾き

ドレンパンが破損していたり傾いている場合も水漏れが起こります。この場合は無理せず、専門業者に修理を依頼してください。

水漏れの原因を早めに確認し、適切に対処することで、エアコンの故障や室内被害を防げます。日常的なチェックを習慣にしましょう。

電源・リモコンの不具合チェック

意外と見落としがちなのが電源やリモコンの不具合です。プラグが抜けていないか、ブレーカーが落ちていないか、リモコンの電池切れや設定ミスがないかを確認しましょう。

自宅でできるチェックでエアコン寿命を延ばそう!

エアコンの不調を放置すると、効きが悪くなるだけでなく電気代が上がったり、内部部品が壊れることもあります。フィルター掃除や室外機周りの確認、異音や水漏れのチェックなど、ちょっとした点検を習慣にするだけで早期発見につながります。

日ごろから軽くお手入れしておくと、エアコンを長く快適に使えます。異音が気になるときは無理に使わず、音の種類やタイミングをメモしておくことおすすめします。

少しのひと手間で快適な室内を保ちながら、余計な修理費も防げます。今日からできるチェックポイントをひとつずつ試してみましょう。